伝わらない、という現実
MRI検査の結果を聞きに、夫と病院へ行ってきました。
子供達に支えられた検査の日。造影剤を入れてのMRI検査
ASD、ADHD傾向のある夫に、口頭で伝えても、話はそのまま流れていってしまいます。
妻のことなのに、子どもたちのことなのに、いつもどこか他人事…。
どういう状態なのかを、こちらが伝え続けても、自分ごととして調べたり、知ろうとしたりする様子もあまりありません。
一緒に画像を見ながら説明を受けた方が、少しは伝わるかもしれない。
そう思って、夫に帰ってきてもらいました。
今回は、サクッと2泊3日の帰宅です。
検査までの、長い2週間
「精密検査をしましょう」と言われてからの約2週間。
子どもたちの前では、どうにか平静を保っていましたが、心の中には、ずっと不安と怖さがあって、眠れない日が続きました。
日々の鬱憤も溜まっていたので、子どもたちが学校に行っている間に、夫に気持ちを吐き出しました。
いつも相槌を打って、黙って聞いてはくれるのですが、話したそばから流れていってしまいます。
今回も、きっと響いていないんだろうな……。
そう思いながら、話していました。
出発前の、すれ違い
夫は指示待ちなことが多く、頼むと何かしらアクシデントが起こり、物事がスムーズに進まないことがよくあります。
それでも、帰ってきた時は、洗濯や掃除、洗い物など、自ら動こうとしてくれます。
この日も、家を出発する10分前に、
「掃除機かけちゃうね〜」と、部屋全体と玄関まわりを掃除してくれていました。
でも、パッと見ると、フローリングに何も敷かず、靴がそのまま置かれていて……。
「え? なんでそこに靴置いてるの?」
「掃除機かけるのに、靴が邪魔だから」
夫は、玄関の土足スペースにも掃除機をかけていました…。
「いつもそこ、かけないじゃん。そこはホウキで掃く場所だよ」
少し強めに言うと、
「……。ヘッドを洗えばいいんでしょ?」(軽く逆ギレ)
「ヘッドをどう洗うのよ。洗えないじゃん……」
結局、出発前にヘッド部分をしっかり拭くことに。
暗黙の了解が分からない。
夫と過ごすと、こういうことが本当によく起こるので、どっと疲れてしまいます。
「普通しないよね…。よく考えれば分かることでしょ!!」
心の中で吐き出し、少しイライラしたまま家を出ました。
診察室で聞いた言葉
電車に乗り、少し早めに病院到着。
検査着に着替えて、エコー検査。
待合室で深呼吸しながら、診察室に呼ばれるのを待ちました。
夫がお手洗いに行った直後に呼ばれ、
(いつもタイミングが悪い…)
「今、夫がお手洗いに行っていて…」と伝え、戻ってきてから、急いで診察室へ。
「MRI検査の結果、画像を見る限り、癌ではありませんでした。経過観察をしていった方がいいので、半年後に、また検査をしましょう」
そう言われました。
この2週間、いろいろ調べました。
「生検して、しっかり調べた方がいい」と書いている方もいたので、
「今、心療内科に通院しながら、ほぼ一人で子育てをしています。半年後の検査まで、本当に癌じゃないのか、もし癌だったら進行してしまうんじゃないか…、そんな不安を抱えたまま過ごすのが怖いです」
そう伝えると、
「不安なまま過ごすのが怖い、という方もいらっしゃいます。画像には写らない、おとなしい癌もあって、20%くらいの確率で、癌の可能性はあります。白黒はっきりさせたいのであれば、マンモトーム生検という検査がありますが、受けておきますか?」
と説明されました。
祖母が乳がんになっているので、念のため、マンモトームの検査を受けることにしました。
夫なりの、関わり方
黙って横にいるだけだろうと思っていたのですが、夫は先生に質問をしていました。
独特な言い回しなので、伝わらないことも多く、先生も数秒、沈黙……。
「ちょっと、どういう質問なのか分からないのですが…」
やっぱり伝わりませんでしたが、夫なりに、考えてきた質問だったようです。
「一人でも大丈夫」そう思っていましたが、実際はすごく不安でした。
少しおかしな空気にはなったけれど、いてくれて良かったです。
この日は参観日でした。
結果次第では行けないかもしれないと、子どもたちには伝えていました。
マンモトームの検査は、約一週間後。
少し安心できたので、二人で参観日に行き、子どもたちの作品を見て一緒に帰ってきました。
スムーズにいかない日々
翌日は、長女が夫に今流行っている踊りを教え、次女と三人で踊ったり、ゲームをしたりして楽しく過ごしていました。
お昼にマックを買ってきてくれたのですが、
帰り道でスプライトの蓋が外れ、全部こぼれてしまい、紙袋もビニール袋もビチョビチョ。
「蓋がちゃんと閉まっていなくて……」と、店員さんのせいに。
途中でこぼれていると分かり、買い直してくれたのですが、クーポンを使って安く買った意味…。
夫と過ごすと、こういうことが本当によく起こります。(前より酷くなっている気がする)
とにかく、スムーズに進まない。
空気が読めない。
暗黙の了解が分からない。
伝えても、伝えても響かない。
報連相ができない。
既読スルーは当たり前。
「離婚」という言葉が出るくらいの真剣な話をした数分後に、鼻歌を歌ったり、大爆笑したり…。
気持ちを無視され、心が抉れるのですが、今回は、何かしていても手を止めて話を聞こうとしたり、少し気を付けている様子がありました。
当たり前じゃない、という気づき
「癌かもしれない」と言われてから、自分の「命」について深く考えるようになりました。
子どもたちと何気なく過ごす時間。
当たり前にできていること。
それは、決して当たり前じゃない、ということ。
いつまでも、いつものように過ごせるとは限らない、ということ。
我が家のかたち
年間330日以上、一人で子育てをするのは、やっぱりしんどい。
本当はいろいろ助けてほしいし、一緒に子育てをしたい。
けれど、2泊3日でもいろいろなことが起こるので、夫と長く過ごすと疲弊してしまいます。
過敏な私と長女がしんどくなるので、帰ってくる日数を短くするなど、少しずつ形を変えていこうと思います。
今回は、そこまでしんどくならない、ちょうどいい日数でした。
他の家庭とは違うけれど、比べすぎず、我が家は我が家のやり方でやっていくしかない。
今回は、みんな笑って、
「バイバイ。行ってらっしゃい」と見送ることができました。
いつ、何が起こるか分からない。
だからこそ、後悔のないように、自分を大切にしながら、生きていこうと思います。
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