「過去の自分を消したい」と、たまに思ってしまうことがあります。そんな気持ちの中で、あることに気づきました。
過去を消したいのではなく、まだ心に引っかかっているものをどうにかしないと、前に進めないと思っていたんだと思います。
少しの言葉や出来事で、昔の苦しかった自分に一気に引き戻されてしまう時があります。
「まただ…」
「まだ変われていない」
そう思ってしまうこともあります。
でも、新しい自分になるということは、過去の自分を消すことではないのだと思います。
苦しかった自分も。
迷っていた自分も。
必死に生きてきた自分も。
消そうとしなくていい。
その過去も含めて、今の自分として生きていけばいいのだと思います。
数年前、心療内科を受診したときの私は、生きる力さえなくなっているような状態でした。
とにかく眠たくて、体が重くて仕方がなかった。
それでも、子どもたちがいるから、どうにかしなければいけない。
生きなきゃいけない。
病院を探して、診察の予約をするために電話をかけました。
受付の方から「今、どういう状態ですか?」と聞かれ、
「生きるのがつらいです。どう生きたらいいのかわかりません。助けてください…」
そう泣きながら伝えたほどでした。
今でも時々、心も体も限界に近づいてしまうような日があります。
でも、以前よりも、そこからの回復が早くなったように感じます。
「今は充電する時間なんだ」と思って、動けない自分を認められるようになりました。
そして、少しずつ動けるようになってきたら、自分から一歩動いてみる。
新しい場所へ行ってみる。
今まで一人では行けなかった場所へ、出かけてみる。
「やってみたい」と思ったことを、怖くても少しずつやってみる。
逃げることのできない閉ざされた空間に身を置くことも、私にとっては大きな挑戦です。
長い間その怖さを抱えてきた私にとっては、自分の世界を少し広げるための大切な一歩です。
怖さがなくなったから進めたのではありません。
怖さを抱えたままでも、進める日がある。
今の私は、そんな自分を少しずつ認められるようになってきました。
自分を認めることと、少しずつ変わっていくこと。
その両方が、今の私には必要なのだと思います。
私には私の課題があります。
本当はしんどいのに、平気なふりをして明るく振る舞い、周りからは大丈夫だと思われてしまうこと。
一つ一つのことに、向き合いすぎてしまうこと。
心療内科のカウンセリングでも「ほどほどに」と言われているので、頑張りすぎず、厳しくなりすぎず、進んでいこうと思っています。
過去の自分を消すのではなく、過去の自分も一緒に連れて、新しい自分として歩いていきたいと思います。
いつか飛行機にも「乗ってみようかな」と思える日が来ることを願いながら。
焦らず、自分のペースで。
そんな一歩を、これからも積み重ねていきたいです。
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AYAKO
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